開催報告

昨年発足した東京大学政策ビジョン研究センター「文化を基軸とした融合型新産業創出研究ユニット」では、今後4年間にわたり、芸術文化、文化財・文化遺産、文化産業、衣食住やまちづくり等までの広範囲にわたる文化が自律的かつ持続可能な発展をしつつ、日本経済全体に好循環をもたらすための実践的な政策提言に向けた研究活動を行っていく。本シンポジウムは新たな研究活動体制の構築と、本研究ユニットの情報発信を開始するためのキックオフ・イベントである。
近年、日本の文化政策は、文化財の保護、芸術文化の育成といった伝統的領域に限られることなく、メディア・アート、デザイン、ファッション、食などの領域も視野に入れ、観光、産業発展、地域活性化など多様な政策分野との連携も深めつつある。また、従来のような「保護」のみならず、文化の活用、文化を源泉とする新たな経済のあり方への模索も始まっている。この10数年推進されてきている「クール・ジャパン」戦略に照らしても、日本文化の国際発信は今や政府の関心事となっている。文化政策が変化しつつある現状に照らし、今後2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてどのような展開があり得るのか、どのような課題があるのか。各界の最先端で活躍し、発言が注目を集める論客とともに探っていく。

13:00-13:15 開会挨拶
坂田 一郎 東京大学政策ビジョン研究センター 教授、工学系研究科技術経営戦略学専攻 専攻長
13:15-14:15 基調講演1
デービッド・アトキンソン 小西美術工藝社代表取締役社長、日本文化財専門家
14:15-14:50 基調講演2
青木 保 国立新美術館館長、元文化庁長官
14:50-15:15 休憩
15:15-16:45 パネルディスカッション
■パネリスト:
青木 保 国立新美術館館長、元文化庁長官
猪子 寿之 チームラボ 代表
生駒 芳子 ファッションジャーナリスト、アートプロデューサー
河島 伸子 東京大学政策ビジョン研究センター 客員教授、同志社大学経済学部教授
    ■モデレーター:
小林 真理 東京大学政策ビジョン研究センター 教授、人文社会系研究科教授
16:45-17:00 閉会挨拶
小林 真理 東京大学政策ビジョン研究センター教授、人文社会系研究科教授