文化を基軸とした融合型新産創出研究ユニット

設置日:16/3/17

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趣旨

日本各地に存在している多種多様な文化について、これまでの国および地方の文化行政では、保存・継承に力点が置かれてきたが、公財政が厳しい状況の中、従来の公財政を中心に保存していく手法では立ち行かなくなりつつある。一方、フランスをはじめとした諸外国では、文化こそ今後の富を生み出す源泉であるとし、文化の活用・振興に余念がなく、日本においても、自国文化を活用し、文化産業として育成していくという視点から、日本における新しい文化政策を研究してくことが喫緊の課題である。

そこで、衣食住やまちづくり等広範に捉え、文化芸術セクターの自律的で持続可能な発展につなげるとともに、日本経済全体に好循環をもたらすための実践的な政策提言に向けた研究を行う。

内容

  1. 「ICMS= Innovation in Culture, Media and Sports」(文化芸術・メディア及びスポーツにおける革新)による産業創出をテーマに、日本が持っている伝統や文化芸術を活用した新しい産業を興すためのシステムや産業モデル案の構築、文化を切り口にした多様な手法による総合的な地域の魅力づくり、また、これらを通じた地域活性化の政策提言。
  2. 日本の伝統文化を維持・継承するだけではなく、若手芸術家などの新たなアプローチを奨励するなどにより、日本の伝統文化の基盤を維持・発展させる政策提言。
  3. 日本から生み出される芸術作品等の国内外への流通の促進・効果的発信によって世界的な価値を高めると同時に、傑作や名作、代表作を日本国の資産として日本の国内に戦略的に蓄積していくための政策提言。
  4. 文化芸術への投資や寄付の増加に向けた政策提言
  5. 上記を通じた文化による経済効果(文化GDP)の算出。

イベント開催報告

文化融合型新産業創出研究会 第1回 (2016年10月21日)
文化融合型新産業創出研究会 第2回 (2016年10月27日)
文化融合型新産業創出研究会 第3回 (2016年11月18日)

責任者

坂田 一郎教授(政策ビジョン研究センター、工学系研究科技術経営戦略学専攻長)

ユニット構成メンバー

小林真理教授(政策ビジョン研究センター、人文社会系研究科)、河島伸子教授(政策ビジョン研究センター客員教授、同志社大学経済学部教授)、藤原帰一教授(政策ビジョン研究センター センター長、大学院法学政治学研究科)、城山英明教授(政策ビジョン研究センター副センター長、公共政策大学院、法学政治学研究科)、岩田隆次客員教授(政策ビジョン研究センター)、三浦瑠麗講師(政策ビジョン研究センター)、佐々木 一特任研究員(政策ビジョン研究センター)ほか