複合リスク・ガバナンスと公共政策研究ユニット

設置日:12/04/02

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趣旨

現代社会では様々なリスクへの対応が求められる。しかし、特定のリスクへの対応が、結果として別のリスクを増大させることもあり、個々の状況に応じたトレードオフ判断が求められる。東日本大震災後の対応においても、自然災害、原子力災害、食品リスク等の様々なリスクが複合的に展開するとともに、様々なレベルでこのようなトレードオフ、ディレンマが見られた。このような複合的リスク・ガバナンスの問題は、公共政策における意思決定とマネジメントの問題である。いかにして俯瞰的問題把握と、それを基礎とした透明性のある意思決定、資源配分ができるかが基本的課題となる。このような問題に対して、様々な専門分野や多様な実践に基づく知見をいかに俯瞰的に構造化するのか、そのような社会的意思決定に関する議論を喚起するのか、そのような意思決定の実施メカニズムをどのように構築するのか、といった課題について検討する。

内容

複合的リスク・ガバナンスと公共政策に関する文科系を基軸とする俯瞰的政策研究を、理科系を含むアカデミズムと実務の協働を伴いつつ、政策ビジョン研究センターにおいて実施する。具体的には、以下のような研究を行う。

  1. 各分野におけるリスク対応のメカニズムと分野間比較−原子力・エネルギー、自然災害、健康、金融・財政等
  2. リスクの相互関係・連関の可視化

その上で、複合的リスク・ガバナンスに関する社会的意思決定とマネジメントのあり方について、問題提起と提言を行う。

複合リスク・ガバナンスと公共政策研究ユニット(CRG) ウェブサイト

責任者

城山 英明教授(政策ビジョン研究センター副センター長、公共政策大学院、法学政治学研究科)

ユニット構成メンバー

谷口 武俊教授(政策ビジョン研究センター)、岸本 充生教授(大阪大学データビリティフロンティア機構 ビッグデータ社会技術部門 教授、東京大学公共政策大学院客員教授)、ヘン・イー・クアン教授(公共政策大学院)、松尾 真紀子特任講師(公共政策大学院)、太田響子講師(愛媛大学法文学部講師、東京大学公共政策大学院客員研究員)